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泉州電業 大阪・関西万博にスマート農業を展示

電線新聞

泉州電業 大阪・関西万博にスマート農業を展示西村元秀社長

 

 泉州電業は6月6〜8日の3日間、大阪・関西万博のフューチャーライフヴィレッジ内「TEAM EXPOパビリオン」展示エリアに、「泉州電業アグリチーム」のスマート農業に向けた取り組みを展示した。「新しい未来スマート農業で、地球環境にも人にも優しい農業を!」をテーマに掲げ、国内でも多数の実績を誇るソイルヒーターなどを展示し、同社の西村元秀社長も展示エリアに顔を見せた。

 

 ソイルヒーターは、ヒーター線を土壌に這わせて、根域部を直接温めて温度管理を制御することで、農作物の育成を促進するというもの。従来のビニルハウス全体を温める方法と比較して、電気代、ボイラーの燃油コスト、CO₂排出量を削減できるというメリットがある。実際に導入したケースでは、ボイラー加温をミニマム化することができ、ボイラーの燃油コスト(電気代・燃油代)を約54%削減した。

 

 また、直接土壌を温めることで、強い根が作られ成り疲れが防げることから、収穫量にも効果がある。実際にイチゴ栽培では、収穫量が約1.4倍に増えたケースもある。

 

 ソイルヒーターの導体には、ステンレス薄膜銅、補強線にスズメッキ軟銅線、絶縁体にシリコン被覆を用いているため柔軟性があり、耐水性(防止等級IPX7)、耐熱性、耐薬品性にも優れている。長さは10m、20mが用意されている。

 

 

(電線新聞 4398号 6面 2025年6月30日)